神津牧場天文台

神津牧場天文台のご案内

神津牧場天文台はだれがつくったの?

神津牧場天文台は、関東天文協会によって運営されている私立の天文台です。
関東天文協会は、関東地方在住のアマチュア天文ファン約30名で構成された天文グループで、1998年5月23日に神津牧場天文台を開台して以来、天文台の運営を継続しています。
天文台は神津牧場の中にあり、牧場と連携しながら私立の天文台として会員の天文台使用のほかに、一般観望会やメシエマラソンなどを通じて本物の星空を皆様にお届けすることを継続してまいりました。

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天文台の主力機76センチ反射赤道儀式天体望遠鏡観測室の前で撮影

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天文台構内の様子

神津牧場天文台天文台の位置など

天文台は公益財団法人神津牧場の敷地の一部をお借りして運営しています。
所在地は、群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧、標高1,132メートルの高地にあります。
高原地帯特有の澄んだ空気、見晴らしの良い環境にあり、野生のシカなども見受けられます。また、周囲の荒船山や物見山などのハイキング客も多く訪れる地で、そのほか、「世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群」の中のひとつ「荒船風穴」(荒船風穴蚕種貯蔵所跡)も付近にあります。
天文台は、四方の視界が開けており、観測の邪魔になる人工光は殆どありません、透明度が良好で晴れればすばらしい星空を満喫できます。
気象条件は、夏期は長野県側の冷たい空気と関東平野の暖かい空気がぶつかり合い、霧や雷が発生しやすく植物が良く育つため、この付近に牧場が幾つか存在することが納得できる環境でもあります。
また、平野部野望うちにあるような猛暑はなく、夏場でも最高気温が30度を越えることはほとんどありません。
交通は、上信越道下仁田インターから約30キロの位置にあり、下界を離れた喧騒のない空間でもあります。

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天文台の全景

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神津牧場と遠方に下界を望む

天体観測地としての神津牧場天文台

天文台は標高の高い所にあるために空気が澄み、また、市街地から離れた場所にあるだけに光害が少なく、晴れた夜の星空は天の川を容易に確認でき、多くの星に包まれた夢の世界のような環境にあります。

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神津牧場天文台で見るM31アンドロメダ銀河

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神津牧場天文台の星空

76センチ反射赤道儀式天体望遠鏡

神津牧場天文台には4棟の観測室がありますが、その中でメイン観測室に設置されているのが76センチ反射赤道儀式天体望遠鏡です。
大きな口径を生かして、また、光害(ひかりがい)の少ない観測条件を生かして都会では見えにくい星雲、星団などを観測しています。

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メイン観測室と76センチ望遠鏡の雄姿

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ニュートン式反射望遠鏡ですが、低位置で見られるようにリレーレンズを装着しています

神津牧場との連携

神津牧場のイベントにも参加します。
また、連携を強化しながらいろんなイベント企画したりしています。

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神津牧場花まつりにおける太陽観望会

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花まつりのときの記念写真